風の教室
〜野の花・山の花でおなじみの広山流です〜
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海辺を去って・・・
 長い間慣れ親しんだ潮風の匂いのする海辺から、福岡市の中央高台に位置する、大きな森を背に動植物園に通ずる場所に引っ越してまいりました。
 庭付きの戸建てに暮らした長い年月は、植物との共存で季節を身近にし、人とかかわって暮らした年月でしたが、マンションという個の暮らしが始まって、自らと向き合う時間の経緯が問われるぞと構えています。思いのほか快適な暮らしにほっとしながら、それでも多忙に自らの周囲を固めて、いざ出発の構えです。
様々な気遣いを余儀なくされることになりそうな暮らしが始まったわけですが、それでも、干渉の枠から疎外されることのよろこびは得難いものがあって、思い切りの伸びをしていますが、さて、それではどうしますかと、、、、。

 コンパクトな生活の始まりは生き様の見える生活でもあるわけで、身構えているところです。
先日、友人から電話があったので、大理石でできた頂き物のブックエンドを誤って床に落とし、掃除のためのバケツの水をひっくり返して、確実に寿命が縮んだと話したら、大笑いされました。
生活の拠点が便利なところは様々な騒音の場所でもあるわけで、救急車のサイレンが聞こえない日はなく、最初のうちは飛び出して道路を眺めていましたが、日常に慣習化されてくると、<ああまただ>といった具合です。

 空が、カラスの軍団で一面に覆われるかと思われる朝夕の大群に、最初のうちは驚いていましたが、先日、大雪が降って飛び立つことのなかった一日、寒くて食べ物もなく震えているのではないかと案じられた次第、騒々しい鳴き声も耳に常習化されてみると、
それはそれでよしとする生活の一端を取り込んで、新たな場所での日常が始まっています。

 
| shukablog | - | 14:39 | comments(0) | trackbacks(0) |









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