2016.07.05 Tuesday
たむけの花を・・・・せめての
かって暮らした 戸建ての庭の、門の近くに植えていた小鬼百合が、マンションのベランダで華やかに咲きました。今や貴重種になったといわれるユリは、蕾の色が鮮やかになってきて毎朝一輪づつ咲いています。
かっては山の中や里の近くに見られた素朴なユリは、もう滅多に見ることはできないといわれています。
小さな緑の植物たちの中で、不似合いな程の鮮やかな色合いで、華やかな色を添えています。
長年暮らした庭にたくさんの植物たちを残したまま移り住んできて、少しだけ伴ってきた小さな植物たちを木製の植木鉢に植えて、毎日の水やりにささやかな楽しみを抱きながら育てています。
背後に大きな森の緑を目にしても、多忙に暮らす日々に手に届く緑をよしとして、せっせと小さな植物とかかわっています。
友人の庭に咲く野の花たちが、株分けでわがベランダにやってくることになっていて、大きな楽しみになっています。
心優しき人たちが、遠い異国で銃弾に倒れ、理不尽としか言いようのない死を死んで、涙を流すしかない悲しみに心震える一日でした。
人間の、人間としての生き様が、何でこれほどまでに乖離するのか言葉が見つからない。
信じることの表裏は、かくも無残な形で理解を超える。
学ぶということを、どのように受け止めればよいのであろうか。