2017.01.18 Wednesday
大海に船を漕ぎだして
新しい年を迎えました。
好むと好まざるとにかかわらず、選択の余地のない大国の大統領を得て、この国の一介の民は、末端の漠然たる不安を抱きながら、もはや過去となった誠実に心惹かれて・・・・・
昨年末ギリギリまで仕事に追われ、そして、恒例の年をまたいでのハッピーニュイヤーを古い外国の友と迎えて・・・・
あと、どのくらい楽しく生きられるのかしらなどど言いながら、また一つ年とっちゃったねと顔を見合わせたのでした。
バタバタと新年の一日を終えて独身に非ずの身は、かろうじて消えかかる元旦を追いかけて婚家の敷居をまたぎ、あるかなきかの立場を守って、 夜のとばりを背に、素のねぐらに戻ってきたのでした。
頭の隅に巣くっている処理しきれなかった仕事を抱えながら、それでも雑然とした場所に心なごんで、あとどれ位きちんと満足のいく生き方ができるだろうと心の中で襟を正す日、山積みの思いを重ねて大海に漕ぎ出す船を操って生きていかねばならない。