風の教室
〜野の花・山の花でおなじみの広山流です〜
<< 見えない希望 | main | 生きるということ・・・・ >>
鎮魂の夏
鹿の子ゆり

夜半の月が明るく中空にあり、立秋とは名ばかりの夜が心を塞ぐ。
テレビに向かって黙とうをささげた広島の朝のうだる暑さがよみがえり、そして、明日、長崎の原爆忌を迎える。
<2度と原爆を使ってはいけない>との言葉を残して逝った、当時のアメリカ占領軍の司令官の言葉が報じられて、明日66年を経て戦禍がよみがえる。

 年を重ね、戦争の記憶をもたない世代も様々な惨禍を目撃してきた。
阪神や東北に至る天災は、想像に絶する人生の惨禍である。
多くの、いたたまれない死が、想像の呼吸困難をまねく。

 もう十年近く前、アメリカとインドの友人と長崎に遊んで、原爆公園で号泣したことが思い出される。
なすすべのない二人を前に、立ち上がれないままの自分がいた。
幼子を抱く母親の像は、思いがけない激情を伴って私を破壊した。

 絶望などという言葉さえ陳腐に聞こえるに違いない、絶望を抱えたであろう惨禍の中の当事者が、少しずつ立ち直り始めていることに胸を熱くしながら、かって、東北一周の旅でなじんだ町の人々の、鎮魂と絆に託す夏祭りを観ながら、被災地の人々の心の強さに大きな感動を覚え、思わず拍手を贈ったものでした。
| shukablog | - | 23:43 | comments(0) | trackbacks(0) |









http://blog.shu-ka.net/trackback/56
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< October 2019 >>
+ 最新記事
+ コメント
+ バックナンバー
+ プロフィール
+ リンク
+ SPONSORED LINKS