2012.03.12 Monday
そして季節が・・・・
季節が変わりました。
あれから1年が過ぎようとしています。
一年前の鎮魂の花が、今年も咲きました。株が少しやせたようです。
花の数も少し減って、悲しみが癒されません。
終日涙を流し続けてテレビの前に座し、新聞に涙を落とし・・・・
いつ起きてもおかしくないという地震プレートの上の列島に生きて、恐怖も悲しみも共有します。
そして、故郷について考えます。
・・・・一人では生きられない・・・・のかもしれません。
老いて、知らない土地で。老いてなくても・・・・・
勢いよく生きた時代が去って、落着きを取り戻して生きたい日々を生きる時、故郷は遠きにありて思うものではなくなる。その故郷が消えたとき、何をよすがに生きるのであろうか。
ふるさとにこだわって、故郷でなくては生きられない者にとっての喪失は、自らの喪失でもあるのかもしれない。
何かをなしたい思いを重ねて、雪の降る仮設住宅のたたずまいが頭から離れない。