風の教室
〜野の花・山の花でおなじみの広山流です〜
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十六夜の月
十六夜の月十月に入って、朝夕が急に冷え込むようになりました。
台風の通過によって満月がみられずに、翌日、二階の窓からタワーの端に上る十六夜の月が見られました。
 暑い夏がようやく終わって正気を取り戻した感があり、落ち着いて活字に目を通すことができるようになって・・・
過日、「魂の行き来する道筋」と題して作家の村上春樹さんが、文化交流を塞いではならないと、中国や朝鮮との領土問題への影響を憂いて新聞に寄稿されておられました。
この問題提起は、安酒の酔いにたとえて、声をはりあげ酔いに任せて粗暴になり、目覚めてみれば悪酔いのあとの頭痛に悩まされることになると、言い当てて妙なる論理を静かに説いておられました。
両国に高い人気を誇り、その作品が次々に翻訳されて店頭に並ぶ人気作家の、沈着な論理は胸に響くものがありました。
 振り返ってみれば、過去の様々な争い事は、些細なことから大きな取り返しのつかない戦争へと発展していったことは歴史に明白であって、決して正当化されるものでないことは、戦争に正義などないことの大きな証であるといえると思うのです。
そのことは、いつの時代の戦争も、若いたくさんの可能性をもった命が失われることに他ならないのであって、机上の論理で、老獪な魑魅魍魎達の正義などでは決してないのだということを考えなければならないことを意味しているのだと思うのです。
 国の思惑によって最前列に並ぶのが、たくさんの可能性と希望を抱く若い魂であることを考えれば、声を張り上げ紅い旗を振ってはならないということを、改めて考えることになりました。

るり玉あざみ秋の終わりを見届けたくて、先日、友人に九重高原に連れて行っていただきました。
広大な湿原に、<吾亦紅=われもこう>や<あけぼの草>などが咲いていて、ひときわ美しい<ルリ玉アザミ>が目をひきました。<ヒゴタイ>とも呼ばれる美しい水色の花はあちこちに咲いていて、訪れる人たちからため息が漏れていました。

風は、秋の香りを運んでいて、高原は、間もなく晩秋の紅葉に彩られることでしょう。
ひと月あまりもの長い風邪をひいて、苦しんだ日々が去っていきました。
ゆったりと流れる時間を落ち着いて過ごしたいと思っています。



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