風の教室
〜野の花・山の花でおなじみの広山流です〜
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道のへの・・・・
ドクダミ草 野茨の清楚な白と同じようにドクダミの白も清楚で美しい。片方は棘を、そして、もう片方は匂いをまとって防御する。純白の花は、容易に人を寄せ付けない。けれど、棘を取ればやさしい姿に、そして、もう片方は切った時だけの匂い、ほんの少しの時間で純白の美しい花になる。
先日、その両方をいただいた。野に咲く花と日陰の花、特にドクダミは、八重咲の美しいものを鉢植えでいただいた。もともと大好きな花はハートの形の葉をまとって、今、庭の片隅で日の目を見て輝いている。大きなプランターを買ってきて植え替える予定にしている。個性の強い花は、ときに、ひっそりと咲く野の花を淘汰しかねない勢いを持っている。ぬきん出て美しいものは、存在自体が悪になりかねない宿命をもつからである。

  道のへの 茨の末に 延ほ豆の  からまる君を はかれか行かむ  (道端のノイバラの枝先に這う豆のように、私にまとわりつくあなたですがどうしても別れて行かなければなりません)

 かって、博多座のそばのリバレインというところで大きな花展をしたのですが、その会場の壁際に、長い青竹を2本立ててノイバラを絡ませ、垂らして生けた。その横に、万葉集からのこの歌を書いたことが昨日のように思い出されます。
 
 秋のころ、風の足が見える前に、野の花山の花をみんなで生かそうと話し合っているところです。                                                                                                                                                                                                                                                 
| shukablog | - | 18:52 | comments(1) | trackbacks(0) |
野茨の花は気付きません。ドクダミの花は清楚で美しいのでしょうが、今や関東の空き地で見られ、燦々と陽が差した所(昔は家裏の木陰に控えめに咲いていました)でも勢いよく、咲き誇っています。千葉県の近隣市で見かけたら、翌年から実家の庭の至ところに根付き、表面の茎、葉を刈りました。ところがこの地下茎が地下深く根付いており、毎年スコップで掘り返しても、少しでも茎の破片が地中にあると、瞬く間にドクダミだらけ。特に梅雨時には凄まじい繁殖。インターネットで調べたら、根絶やしにすることを諦め、薬草に用いたらとの書き込みがありました。毎年、悪戦苦闘しています。東京の住まいの土地にも最近ドクダミが他の草を押しのけて咲いています。秀可先生も庭をドクダミだらけにしないようにご注意ください。
| 河野省吾 | 2013/06/22 2:48 PM |









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